3/21のチェチーリア・バルトリさんリサイタルでの出来事(続き)。
生では初めて聴くので厳密にはなんとも言えないが風邪で喉を痛めている様子。割れがちな声を慎重にコントロールして響かせているのでこちらも緊張感が抜けず楽しめない。元来は声の豊かな艶、ロッシーニのヒロインに相応しいテクニックだけでなく声量も相当おありらしいが、音響の良さにも関わらずやはりスケールが感じられない。ミョンフンさんのピアノは楽しみながら弾いている様子で少なくとも彼のファンの方々は楽しめた模様。
休憩が終わり後半が始まる直前に係員に案内されてきた中年の男性が会場全体を恐怖に陥れた。通路でいきなり「(この列に)入って(座って)いいのか?」と大きな声を発した。着席した後は「ワンコーラス」毎(1曲毎ですらない!)にたった一人で拍手する事2回、流石に近い席の方に注意された様でその後は止めたが、何かかさこそいう音を立て続け、終いには周囲と口論になり、係員にも何か注意されるとプログラムの途中で退席していった。その際「(ホールの外で)待ってるからな!」と捨て台詞まで残していったのだ。その係員が別のドアからでも外に出て何かケアするのかと思ったが私の見える範囲ではそんな様子がなかったので、外に出てからもまた中に入って何かしでかすのではと気が気ではなくしばらく演奏にも集中できなかった。夫によると終わるまで実際に外で待ち伏せしていたそうだ。クラシックのリサイタルには何度も出かけているがこんな体験は初めて。しかもサントリーホールで態度の悪い聴衆に会う事は稀だと思っていたのだが、もうあてにはならないらしい。

3/4のブルーノート東京1st Show。ザ・グレイト・ジャズ・トリオ(ハンク・ジョーンズ、デヴィッド・フィンク、ジェローム・ジェニングス) 出張先から強引に駆けつけた。スタンダード(Aトレイン、枯葉など)を中心に洒脱な演奏で楽しめた。昔のCDの演奏のような勢いは流石にないが、生ける伝説ジョーンズ氏は技巧云々はもう超越した素晴らしさ。とても87歳とは思えない。通路側の席で握手をして貰って満足。

3/17 東京グローブ座で○。年甲斐もなくガチャポンに並ぶ。前回と同じパズル(こんどは○印)を利用したコント、カードを使用したアナグラムなどの「テーブルコント」の発展形やNAMIKIBASHIの映像を使った「ハンドマイム」のアンプラグド版など。マジックも披露し最後はしんみりとした落ち。知的なお遊びの要素が強いのでファンでない人には「面白さ」として伝わるのかどうか。

3/21 サントリーホールでオペラ並みのお値段のリサイタル。最初は3/27のオペラシティ(これも法外と言えるほどお高い。)を考えていたが夫と行きたいので清水の舞台から飛び降りる。ところがいきなり「体調不良の為万全の状態ではありません・・・」と不吉なアナウンスにはじまり、贅沢のばちがあたったかと思われるような恐ろしい展開が・・・

お客に行ってみたらクレームが有ってだまし討ちの今日。しかし昔同じ出張先から電話したときにけんもほろろにあしらってくれた人が今度は昼休みに電話してもちゃんと応対してくれた。やはり課長ともなると変わらざるを得ないのか。いや、変わらない人もやはり居る。海の向うで会った他の部署の同僚や代理店の人と相変わらず同じ人間の悪口で盛り上がっている。もう人事異動の季節に期待するしかない。しかしもしかするとこちらの愚痴に業を煮やした部長の意向で私のほうが飛ばされるかも。そうなるといつもの怠け癖が祟って身辺整理が大変な事になる。

今日現在でうちの会社の人間が4人も居ることになる近所のお国へ。男性社員と一緒だとどうも代理店の接待が長くなっていけない。
この間アマゾンさんのTOPでエレックレーベルに狙い撃ちされたのはやっぱり年齢を見られてなのだろうか??またアマゾンに行って(荒川さんのDVDをついつい買ったりしていると)中学生の頃ラジオを聞いていてはまった「フォーク・アイドル」のライヴ盤がやっぱり気になってしまう。彼のその後の病のこと何かも文藝春秋か何かで読んだ。でもこの中で今憶えているのはたいやきくんで稼ぎ損ねた(?)生田さんの歌と声だけだったりする。

ケメオンステージ第1集(紙ジャケット仕様)

ケメオンステージ第1集(紙ジャケット仕様)

こんどは泉谷さんの「黒いカバン」を買ってしまいそうだ。あぶないあぶない。
後から矢野顕子ユーミン、陽水などのCD、もといレコードも聴いたけれど今までライヴに行けたのは結局アッコちゃんだけ。

21日の大阪城ホールは前から数列目のど真ん中で、「サービス」で猫さながら舌なめずりをしてみせる林檎嬢を見たしもう少しでピックを取れそうな気がして年甲斐もなくキャーキャー騒いだりした。伊澤さんが生ピアノの時に後ろを向いてしまって歌い手さんのフォローもしない(できない?)のは気に入らないけれど、音自体はCDさながらに綺麗なので満足した。刃田氏は相変わらず腕も折れよとブッ叩いている。師匠はとても楽しそうでいらしたがウッドベースには流石に苦労されている模様。浮雲さんは素人の私にも余裕綽々で上手いなぁと分るのだけどクールな佇まいが好きでない。
今週は出張から帰ったその日にブルーノートに行く予定。できるかしら?