昨日の「田嶋塾」の講義。田嶋陽子氏の非常に若々しく活力に溢れた講義に勇気付けられる。
TVでは女性の批判はしませんがここでは安心して言いますよ、と始まる。女性たちも自分の状況を分っていない、というところから始まって過激にも思える持論を経験を交えて展開。当り前に思われてきた常識・慣習の数々を反対の立場から見てみると如何に恐ろしく、不条理に思われることか。以前からのファンの方はもとより、感銘やショックを受けた若い受講生も多かった様だ。問題意識以上のもの(職場での不幸な経験など)を持って参加した方も居たようだ。法律・制度は進んできたかに思えるがまだまだ日本の状況は良くないのだから、あれ位「極端」な物言いをする方が居てちょうど良い。しかし現状に甘んじて、というより満足しているか何も考えない女性たちにはああいう言葉は届かないし、色々な女性が居て当然なのだ。
主婦として無償労働に埋没し経済的に自立していない女性は人間として認められていない。この主張は家事労働を侮辱している訳ではないが、対価を支払うシステムを日本でどうやって作ればよいのだろうか?あるいは作るべきなのだろうか?これは今後聞いてみたいところ。
私は子供の時から女性らしさなどなど刷り込まれてはいたが漠然と「釈然としない」感じを持っていた。なまけものだけに努力が足りずに今まで来てしまったけれど。田嶋氏は母親との葛藤に一区切りをつけられたのが46歳で、だから92歳まで生きると決めていると言われた。私も余生のことばかり考えるのは止そう。

だから、女は「男」をあてにしない

だから、女は「男」をあてにしない